今日は永田町にての活動になりました。
10:00~14:00環境ワークショップ“「日本の森を救う」緊急提言”
今回が初となる環境ワークショップでは、日本海を中心としたナラ枯れに対して現在行われている害虫対策だけで本当に十分なのかという観点から、炭をまくことが根本的な解決につながるのではないかという提案がなされました。その害虫対策に対する懐疑論の根拠は、そうした対策がなされながらも被害が拡大しているという現状があります。そもそも、ナラ枯れとはどうして起こるのか。ナラ枯れの原因となる病害虫への感染の背景には、酸性雨による土壌汚染があるのではないかといった意見があります。まず、日本国内のみならず、海外の工場から排出されるNOxやSOxによる越境汚染によって酸性雨・酸性霧が発生します。土壌は水酸化物や炭酸塩といったアルカリ成分を含んでいるため、酸性成分に対して多少の緩衝作用はありますが一定量以上の酸性物質が蓄積されてしまうと、土壌が酸性化してしまい、不溶性の重金属化合物が流出してしまう上に、微生物などの生態系にまで影響が及ぶ結果、樹木の衰弱や抵抗力の低下につながるというのです。こうした現状を踏まえて、今の害虫対策に加えて炭まきを適材適所応用していくことで、根本的・総合的解決につながるのではないかというわけです。しかし炭も万能というわけではありません。一定量以上の炭は泥炭となり、潜在的な山火事への危険性もはらんでいます。林野庁ではすでにこうした方法も検討されているようですが、このような長点・短点を考慮した上での実質的な解決策が少しでも早く実現し、日本の森林減少をくいとめる打開策が打ち出されることを待ち望むばかりです。
15:00~本会議
初の本会議傍聴です。調べものがあったのであまり傍聴する時間はなかったので、話をじっくりは聞けなかったのですが…やじが飛び交う本会議の雰囲気にあっけにとられてしまったというのが正直なところです。TVで見てはいましたが、実際に目の当たりにすると、内容にまともに耳を傾けることのできる状況ではありませんでした。議員の皆さま方が改めてすごいと感じました。
17:00~18:00農林水産政策会議
国会図書館で小一時間ほど調べ物をした後に農林水産の政策会議に向かいました。大まかな内容としては◆H22年度畜産物価格及び関連対策について◆第19回食糧・農業・農村政策審議会企画部会の結果について話し合われました。前者に関しては長崎や熊本、茨城などを実際に訪問し、現地の酪農家からの要望を調査したうえで、牛乳乳製品や食肉鶏卵関係のそれぞれのカテゴリーにおいて需給や価格の推移、現在とられている対策の概要などが議題にあがりました。質疑応答では①地域の実情に見合った政策をとること(地域主権)②兼業農家を再評価すること③農業高校の活性化(ビジネスモデルに関する教育の強化など)などが提案されました。
18:00~19:30ワークショップ、プロジェクトの話し合い
今後の調査についてインターン生で詰めました。
明日は8:00から外務省政策会議政策会議です!!今から楽しみです。今日は皆さん本当にお疲れ様でした。
遠藤愛子
コメント
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