ゴールデンウィークの2日~4日の間に党の方から募集のあったボランティアに行ってきました。
ボランティアに行ったのは岩手県大船渡市。今回の第6次ボランティアでの参加者は120名ほどで大船渡市に入ったボランティアの方は約40名でし た。現地ではボランティアセンターの指示のもと各地のボランティアの方、各種団体、大学のボランティアの方、またゴールデンウィーク中ということもあり家 族連れでの参加者がボランティアに従事していました。
今回は大船渡市の河川公園の清掃を100名以上のボランティアの方と参加しました。河川公園は海から2kmほど離れていましたが津波が逆流したせいで海からのごみや収穫された魚の死骸が散乱していたのでそれらの収集を行いました。
河川敷はもともと子供たちが野球をしたり、年配の方がゲートボールをできるようなグラウンドや芝生が敷かれた公園があったそうです。元通りの公園に戻すために3日から5日の3日間で川岸一帯のゴミ拾いをし、私たちは初日の3日に手伝いました。
川岸やもとグラウンドのあった場所には港から運ばれてきた丸太や公園にあった樹木がなぎ倒されていて、そういった大きなものが散らばった状況での作 業は思ったより大変でした。丸太や木は地元の方たちが協力して撤去していましたがかなりの量があり、また、重機ではなく人手での撤去作業だったためほとん ど片付けることができませんでした。
大きな漂流物とともに気になったのは港から流れてきた大量の魚の死骸で、そこらじゅうに散らばっているうえに腐敗して強烈な悪臭を放っており作業をより困難に、精神的に疲れさせました。
こうした過酷な現場の中でも地元の中高生や都会から故郷を心配して手伝いに来ていた若い人たちの力強さにはテレビから伝わる絶望だけでなく、そこには限りない希望があるのだと感じさせられました。
現地のスタッフの方も行っていましたが、復興をあきらめている人はだれ一人としておらず、ボランティアに来た方には復興した大船渡にぜひまた来てほしい、とのことでした。
東京からできることは少ないと思いましたが、被災地の復興までを見続け、復興した大船渡を訪れたいと思いました。
【追記】
現地での活動をみているとボランティアとして入った方の中にも私たちのような学生や若い男性が多数参加されていました。しかし、そういった力仕事に向いている方もゴミ拾いに分担さており作業全体も全員が同じところを清掃する非効率なものとなっていました。
この点については、ボランティアの人数が当日までわからない、作業を仕切る人もどうしたらよいかわからないなどの問題があげられると思います。しかし、運営するスタッフのキャパシティにも限界があると思われるので、うまく地元の学生や企業の方と連携することでより質の高いボランティア活動を目指していくべきでしょう。
一方でボランティアにどこまでやってもらうのか、また参加する側もどこまでの作業をするのか、できるのか、が明確であれば運営する側も参加する側も作業がやりやすいでしょう。
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