①学んだこと
このインターンシップを通じて学んだことは大きく2点あります。
1点目は、政策立案者としての要請と地域の代表者としての要請の間に存在する深刻な葛藤です。本来、この二つは相反するものではなく、相乗的に発展するものではあります。しかし、実際の政治の現場において、前者に集中しすぎれば、市民と交流する時間がその分減ることになり、結果的に獲得票が減ることにもなります。他方、後者を集中すると、特定の問題について研究する時間が減ることになり、問題の解決策を提示するのが困難になります。
2点目は、地方自治体の担当者の問題に対する認識の甘さです。地域医療、介護保険などは政府単位で解決するには、あまりに大きすぎるため、今後地方自治体レベルでの取り組みが重要になってきます。それにも関わらず、多くの職員は認識が甘いか、そもそも現状を把握していないといったケースが多く見られました。
②
今後、大学で社会福祉分野を中心とした公共政策を研究していく予定です。社会福祉、医療といった現在、顕在化している問題は、今後地方自治体レベルで解決していくことが求められると思います。なぜなら、中央政府は、あまりに大きすぎる、あるいはフットワークが鈍すぎるためだからです。地方自治体を中心的なファクターとするような公共政策のあり方も考えて生きたいです。
③
2ヶ月という短い時間でしたが、お世話になりました。山崎さんの元で、質問要綱の作成といった政策立案過程の参加や積み木プロジェクトなどの市民プログラムへの参加など様々な活動をすることでき、非常に有意義な時間を過ごせたと思います。
また、山崎さんの政治に対する取り組みというのは非常に参考になりました。それは、政策に対する数値化された目標を求めていく姿勢です。これは、民間出身という背景もあって、出てきたものだと思います。数値化された目標に対して、ショートサクセス、ロングサクセスのプランを立てていくといった当たり前のことが、多くの場合に、中央政府・自治体においてできていません。これからもそういう姿勢でがんばっていってほしいと思います。
これから本格的に政策などを研究していくことになると思うので、今後も何か機会があればよろしくお願いします。
④
山崎事務所は個々が主体的に活動することのできる事務所です。 本気で政治をやりたい方は是非来てください。
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