■活動内容
16:00-16:45 第23回 環境委員会 質問研究会 脱地球温暖化戦略について
16:45-17:30 第24回 環境委員会 質問研究会 これからの生物多様性戦略について
■概要と所感
・脱地球温暖化戦略について
地球温暖化対策として各国の政府は原子力発電推進の潮流である、しかし原子力発電所の建設・維持に膨大なコストが掛かるため、民間の投資が相当落ち込み、原子力産業は頭打ちの状況にある。
これに対し、再生可能エネルギー発電(風力、太陽光など)は急速に市場が発展しており、技術やコストの点で大きな可能性を秘めている。しかしこの分野において日本は大きく出遅れている。
原子力発電は建設開始から発電までに約10年を要し、温暖化対策としての即効性は無い。また、寿命を迎えた原子炉の解体や管理(放射性廃棄物のため)等を含めたトータルのコスト計算やCO2排出量が正確に試算されていない。
原子力発電によるリスクや様々なコストを考慮すると投資が消極的になる事は容易に想像される。日本において即原発を廃棄する事は大変難しいと思われるが、次世代に放射性廃棄物と言う負の遺産を残さない為にも、順次、原発依存のエネルギー供給を見直し、再生可能エネルギーの積極的導入が必要と考えられる。従って再生可能エネルギー分野、及び省エネルギー分野への積極的な支援が不可欠と考えられる。
・これからの生物多様性戦略について
人類社会は地下資源と生物資源によって成り立っている。これらの無作為な搾取は文明基盤そのものを揺るがす事となる。
欧米における都市計画には自然環境を残し、それらをネットワークによって繋げる施策がなされているが、日本においてはその様な事例が無い。
有限である地下資源・生物資源の節度ある利用は、持続可能な社会の形成において最も重要な点と考える。また自然環境を取り入れた都市計画は非常に賛同する。
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