若葉台団地で開催された「若葉台みどりフォーラム」に参加しました。入居開始から30年目を迎えた若葉台団地の生い立ちから今日まで、自然との共生を目指したまちづくりについて知ることができました。
計画コンセプトとして、①自然尊重、開発と自然保全の調和を目指す、②潜在自然植生を活かし木を残す、③人間尊重、歩道空間を確保する、④余暇時間の充実のためのまちづくり(サイクリング道、野球場、プールなど)といった点が重視されたとのこと。自然の木々を植え替えたり、表土を50cmすいて保存して活用するなど、大変手間のかかる作業を行ってきたとのこと。その成果が今日の若葉台のみどりの豊かさにつながっています。
人口減少など課題を抱える若葉台団地ですが、貴重な緑の存在、自然環境の豊かさをもっとアピールすれば子育て世代にももっと認知されるのではないか。自然との共存のまちづくりの事例が近くにあります。
(写真は横浜国大の大野啓一教授の基調講演「都市のみどりを読み解く-人間と自然との共生を目指して」より)
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