第176回臨時国会が閉会しました。景気低迷が続くなか、緊急経済対策の第2弾となる補正予算案5兆900億円が通過したのが唯一の成果となった国会でした。法案の数でいくと約4割が成立ということになりましたが、重要な案件の多くは審議を尽くすことができず廃案、継続審議となりました。環境委員会では、里山の保全活動を推進するためのいわゆる里地里山法が唯一成立しましたが、環境アセスメントの改正案は衆院は通過したものの参議院では審議されず、地球温暖化対策基本法は一切、議論することができませんでした。内閣委員会にいたっては一本も可決した法案なしの状態。大変危機的な状況になってしまいました。
有限実行を唱える菅内閣ですが、結果、本国会では大事なことは先送り、大変残念な結果になりました。ねじれ国会の難しさはありますが、現状をなんとしても打破してゆかなければなりません。
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