もと林野庁にお勤めの支援者と森林に関わる政策について意見を交わすことができました。経済優先で進められてきた日本の林業政策、成長が早く、手っ取り早くお金になる杉などの針葉樹により人工林を覆ってしまった、また、外国からの木材輸入を想定していなかったこともあいまって、日本の森は放置され死んでしまっている。森林が70%の国土を覆っているにもかかわらず、森の豊かさが感じられない大変まずい状況になっています。
菅総理のすすめる新成長戦略の中に、森林・林業再生プランが出てきますがこれまでの失敗をしっかりとふまえたプランにしなければなりません。経済優先から、自然本来の価値に注目した森林再生を実現しなければならない。持続可能な日本、地球環境をまもるためのビジョンの構築とそれにもとづく実践が求められています。
紹介いただいた本「森なしには生きられない」ヨーロッパ・自然美とエコロジーの文化史 J・ヘルマント編著/山縣光晶訳
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