今朝早く、予算委員会の締めくくりの質疑を経て、平成23年度予算案が衆院本会議にて可決、参議院に送られました。これで予算案については年度内成立が確定しましたが、問題は予算関連法案。野党の反対、民主党内の分裂騒ぎなどもあってこのままでは予算関連法案は成立させることが難しい。大変厳しい状況になっています。
昨日の議論を聞いていても野党はとにかく解散させることが目標。(先の民主党の同じと言えばそれまでですが)とにかく民主党の提案を否定することだけに躍起になっているようでなりません。予算の組み替えなども提案されてはいますが、内容は民主党の案を否定して自民党時代の考えに戻すのみ。今の日本社会が抱えている問題に答えを出そうとしているようにとうてい思えません。
子ども手当に反対する野党。ここまで少子化が進行しているのにいままで全く対策がとられてこなかった。それ自体大問題です。考え得るすべての施策を実行する。そのぐらいの気構えでなければ少子化に歯止めをかけることはできません。それほど緊急事態であることを野党ももっと認識すべきです。民主党はこれまでの無策に対して、新しい政策を提案しているのです。
子ども手当は景気対策のために出している訳でもありませんし、出生率が増えなければ無意味ということもありません。
子供がいない世帯と子育てが終わった世帯から、現在子供を育てている世帯への所得移転です。助け合いという意味があるのです。
子供たちが将来の日本を背負います。誰もが間接的に他人の子供に世話になるのです。
投稿情報: 佐藤健 | 2011年3 月 3日 (木) 22:56