本日のタウンニュースに横浜市会議員の常任委員会の視察先の問題が取り上げられました。良く調べてくれました。わが意を得たりとの感想です。目的地ありきで、視察先があとから決定されることが多いのが実態。すべてがそうだとはいいませんが、記事の地図を見ればその傾向のかたよりは一目瞭然です。夏は北へ、秋冬は南へ、まさに渡り鳥状態です。
視察が悪いわけではありません。視察は絶対に必要です。横浜市政をもっとよくするために、市民の皆さまへより良いサービスを低コストで提供するために、他の都市、市町村に学ぶところはたくさんあります。日本中を駆け巡って情報収集することが必須です。
問題は議員の資質です。問題意識・政策がないから、視察先を探せない、視察に行っても質問もできない、残念ながらそういう議員がかなりの数いるのが実態です。市会の事務局の段取りでレポートの作成まで任せての視察旅行しかできない議員は要りません。その判断を下すのは市民の皆さましかいません。是非ともしっかりと見極めていただきたいと思います。議会改革は政務調査費、議員定数削減だけではありません。
青葉生活30+でも、取り上げましたが、視察について山崎誠の提案は以下の通り。
①視察目的、視察項目優先で視察先を決定すること(当然ですが)
②委員会全体での視察はやめて、議員個々のテーマを持って視察を行うこと。
③当局の担当者の随行は最低限、情報共有、議論のために必要な場合のみとする。
④グリーン車の使用をやめ、経済的な移動、宿泊とする。
⑤視察報告書については議員の責任で作成、公開すること。
⑤横浜市の職員による視察を増やすこと。その際、視察先は大都市に限ることなく、幅広く先進的な取組みをしている市町村も対象とすること。横浜市の職員の方々も井の中のかわずになりかけています。ナンバーワン意識は捨てなければなりません。謙虚が一番!
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