生活安全・危機管理・消防・情報化社会特別委員会の市内視察がありました。市役所内に完成した、危機管理センターおよび金沢区にあります独立行政法人海洋研究開発機構の地球シミュレーションセンターを訪問しました。
危機管理センターですが、以前から様々チェックし提案してきた危機管理システムを核にしたセンターですが、システム自体の出来がまだまだ、具体的にどのような運用をするのか、説明を聞いても納得できません。もっと、現実的な厳しいチェックや対応が必要のはず。これからもチェックしてゆかなければなりません。
視察で気づいた点としては例えば・・・
- 本部会議室のモニター、部屋の広さから言って100インチのスクリーンといっても細かなところが見えない。(写真1)
- 本部会議室と本部運営室が離れているなど実際の運営がスムースに行くのか疑問
- 県警、自衛隊などが入る関係機関執務室、広さが充分ではない。LANの回線などへの接続が確保できるのか不明
- 備蓄品として、食料750食を用意しているが、定員を最大250名と想定しているとのこと。3日分との説明であったが、それでは1日1食になるのでは・・・
- 区役所と結ぶホットラインの電話ですが、電話を取るスペースが狭すぎるのではないか。区ごとのブースを作るべきではないか。
- 危機管理システムについては(いろいろありますが)、例えば人的被害状況を色分けしたマップがありますが、死亡者・行方不明者が1人でもいれば「赤」に変わります。大災害時にはこれではすべての区が赤に変わってしまいます。(写真2)
- 個別の被害状況、どうやって入力するのか、被災状況の時間的な推移の把握などどうやってするのか明らかではありません、などなど
課題はたくさんあります。
危機管理センターのあと、地球シミュレーションセンターを訪問しました。世界有数のスパーコンピューター(写真3)を使用したシミュレーションについて説明を受けました。地球全体を10kmメーターのメッシュ(区画)で区切り、データ解析ができるよになったとのこと、地球温暖化の予測など、様々な分野での活用が期待されます。
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