1972年の論文、「環境をめぐる政策決定過程」(河中二講著)を読みました。1970年代の指摘が残念ながら現在も当てはまります。
国策の工業化を目標とする経済論理優先の政策展開が国民の豊かさを奪ってきた。経済成長を遂げても、幸福感を味わえない日本の矛盾が見えてきます。人間本位、国民本位の「原則」を指導原理にすることが何よりも大切。そのために政権交代が求められています。
世界では地球温暖化対策、生物多様性、エネルギーといったキーワードが示唆するとおり、グローバルな対応が求められるようになってきています。日本だけのことを考える時代は終わりました。ますます難しさを増しているいまこそ、力のある正しい「政治」がどうしても必要です。
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