桂小防災拠点の防災訓練当日。準備してきました安否確認・被災情報収集システムのテスト運用を行いました。
参加者の出足が気にかかりましたが、例年より多くの方の参加を得てテストは大成功でした。
避難者の受付も準備不足であるにもかかわらず、概ね順調。登録を済ませるとすぐに地図上に被災状況が表示されるところなど、システムの威力を理解していただくことができました。最終的には100世帯を超える方にシステム登録していただきました。(申し込みは150世帯)家屋の被害状況の登録のところまでは、大きな待ちもなく処理することができました。
課題は、その先、家族の個々の安否情報を登録するところです。まだまだ操作性などに問題があり、スムースな情報入力ができていないと思います。テスト運用もデモンストレーションをお見せするに留まったのが残念です。このあたりの作業をスムースに行えるようにすることが次の課題です。その他、道路の被災情報の収集、救援隊の派遣機能なども、まだ、デモの段階。実際に使えるようにするためには、もう少し手を入れる必要があります。
参加者の皆様からは、多くのご支持の声を聞きました。実用化すべきとの意見も多く聞かれました。自信を持って実用化に向けてすすめてゆきたいと思います。
本日は、横浜市の安全管理局の担当者の方も参加いただきました。また、地震防災フロンティア研究センターの角本博士以下スタッフ総出でサポートいただきました。心より御礼申し上げます。また、防災拠点運営委員会のメンバーの方のご協力に感謝いたします。
システムの活用と共に、災害発生時の住民相互の「共助」の重要性を認識することが必要です。今回のシステム導入がそのきっかけになればと思います。
課題メモ
システムの操作性の向上
(入力手順にあった画面構成、入力時の確定・修正機能、表示ロジックの修正、個人情報の扱い(家族の名前の扱い)、複数PCの連動など)
防災カードの見直し
マニュアルの整備
運用体制の確立(ハード、ソフト、電源)
など
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