以前から用意してきました、障がいのある方たちの自立生活セミナー第3回の講師として講演させていただきました。テーマは「フツーに入るフツーの学校」。障がいのある子どもたちの学びの場をどのように整備し支えてゆくのか。究極の目標は誰もがみな普通学級ですごすことができるようにすること。その出発点として、文科省の特別支援教育に関する考え方、横浜市の制度について、課題も含めて整理しました。
誰もが一緒に普通教室で暮らすインクルージョンを実現するためには、超えなくてはならないハードルはたくさんあります。行政をうまく活用して、子ども本位の教育を実現するためにどうすべきか。前向きなコミュニケーション、あきらめない心が最終的には大切と考えます。
横浜市の生活支援・学習支援のスタッフは手薄であること、真のインクルージョン(障がいのある子もない子も一緒にすごす)は目標にされていないことなど、課題がたくさんあります。私の政策のひとつとして追いかけてゆこうと思います。
当日いただいた要望
・普通教室でまなぶ障がい者の方向けの生活支援、学習支援の充実が必要。予算が削減、ボランティの協力もうまく回っていない。自分で探してくるように言われて困っている。学校生活支援員制度、学校内には入れない。
・障がいのあるこどもの世話のために例えば下の子供を預ける際のサポートに補助がほしい。
・知的障害のある子供に対する支援が絶対的に不足している。
投稿情報: 山崎誠 | 2007年11 月20日 (火) 05:48