テレビの報道番組で、福島県の矢祭町の図書館開設が取り上げられていました。合併しない矢祭町宣言で有名ですが、図書館の新設についてもユニークな取り組みをしています。予算をかけずに図書館を作るため、
①建物は遊休の施設を改修して使用(改修費用1億円)
②本は全国からの寄贈による。寄贈していただいた方の名前をエントランスのガラスに掘り込む(40万冊で打ち止め、以後は寄贈を受け付ける他の図書館を紹介する)
③図書館の開設準備、運営は市民との協働による
④貸し出しは町民に限定せず。他の都市からの訪問者も図書カードを作ることができる。
人の心をうまくつかんだ、もったいない図書館。多くの訪問者を得て、町の活性化にも一役買っています。
先の決算の委員会で、市民の寄贈による図書の整備(15万冊寄贈プロジェクト)を提案しましたが、矢祭町に完全に先を越されています。やればできるし、副次的にも、いい効果が上がること実証されています。是非とも横浜市でも実行してもらいたい。
------------------------------矢祭町のホームページから------------------------------------
40万冊のご寄贈を頂きありがとうございました。 全国の皆様に心から感謝申し上げます。 昨年7月から全国の皆様に蔵書のご寄贈をお願いしておりましたが、本年6月現在で40万冊のご寄贈を頂きました。 北は北海道から南は沖縄まで、矢祭町にご支援を頂きましたこと、厚く御礼申し上げます。 お蔭様で「矢祭もったいない図書館」は連日、大勢の人々で賑わっております。子ども達は学校が終わると「もったいない図書館」で読書に励み、大きな夢を膨らませております。 又、「若い日には働くことが精一杯だった」と、老眼鏡を新調して「もったいない図書館」に通う高齢者の姿もあります。 現在も全国の皆様から、心のこもった本のご寄贈申し込みを頂いておりますが、既に目標でありました40万冊を頂き、収納致します図書館及び閉架書庫が限界に達しましたので、ここで蔵書の寄贈につきましてはご辞退申し上げたいと存じます。 今後、全国各地で「図書館をつくりたい」或いは「図書がほしい」という自治体にお手伝いしていきたいと思っております。まだまだ図書館をつくりたいと考えている自治体は沢山ありますので、是非全国の皆様のご支援をお願い致します。 矢祭もったいない図書館では、全国の何方様でも図書のご利用が頂けます。どうぞ、お時間がありましたら「矢祭もったいない図書館」に、おいで下さいますようお待ちしております。 ■問い合わせ先 電話 0247-46-4580(矢祭町教育課) | ||
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