大地震への備えについて、連日、報道される四川大震災の様子を見て考えさせられます。日本の場合、これほどまでの被害にはならないと考えられていますが、地震の規模は想定をはるかに超えることもあり、どんな事態になるかわかりません。できる限りの対策を練る必要があります。
耐震補強工事の遅れも指摘されていますが、明日起こるかもしれない地震に対して、手遅れにならないスピード感のある対応が必要。そういった意味で、予算配分についても、いつかはやらなければならない工事であれば、前倒しで実施すべき、思い切った決断が必要と考えます。
自律分散型災害拠点の考え方があります。災害に強い街づくりを目指して、災害拠点建物および災害拠点街区(病院が集中する地域等)のインフラ(電気、ガス、水道等)を独立させて、非常時に公共インフラが断たれても機能を維持できるようにしようという考えに基づいています。平常時も、省エネや供給信頼性を高めることが期待でき、いざと言うときに機能が失われない、そんな街づくりの研究が進んでいます。参考にすべき研究です。
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