所属する環境創造・資源循環委員会の初委員会が開催されました。初回の委員会は事業概要説明と言うことで、全般的なお話でした。地球温暖化対策事業本部が今期から始動することもあり大変重要な局面を迎えています。
地球温暖化対策については危機感を持って、それこそ真剣に取り組まないければならないはずですが、どうも本気になっていない職員が多いように思います。
目標設定についても、温暖化効果ガスの削減目標、成果等、数値できちっと押さえる必要があると思いますが、あいまいです。
たとえば、開港150周年記念事業の資料が配られましたが、きれいな厚紙のフォルダー(5000冊製作)に上質紙片面刷りの資料の束、環境への配慮がまったく感じられない。担当いわく「メディア向け資料はこういうものだ、りっぱなものにして目立つようにする必要がある・・・」とのことですが、既成概念にとらわれてやり方を変えられない、変えてゆこうと言う意思がない、情けない話です。
お題目だけでない全庁的な取組み姿勢、いまこそ本気が求められています。
本日の委員会でも同僚の山田委員に以下の通り、質問してもらいました。
- 温暖化対策本部設置の意義について伺います。いうまでもなく、温暖化対策は緊急課題であり、速やかにできること、やるべきことを徹底的に実践することが必要、全市的、全市民による取組みが必須と考えます。そういった意味で、温暖化対策推進事業本部の施策展開に大いに期待しています。事業本部を置くことで、何が変わるのか。全庁的な取組みをどのように推進してゆくのか、各局・各区をどのように束ねてゆくのかお聞きします。
- 区局横断の本部組織を立ち上げて進めてゆくとのことですが、形式だけでなく、実のある議論と実践が重要と考えます。具体的に会議の開催頻度や参加メンバーはどのように想定しているか確認させてください。
- 私は横浜市役所全体を見たときに、地球温暖化に対する意識や危機感、脱温暖化にむけて行動を実践しようという決意が足りないのではないかと危惧しています。たとえば、最近配布された開港150周年事業に関する資料ですが、りっぱなケースに入っており、中に入っている資料も上質紙に片面印刷というものです。一般的にこういうものを記者会見では配っている、目立たないと取り上げてもらえないとの説明でしたが、環境に対する配慮がまったく感じられません。脱温暖化をうたうイベントのはずなのに、コトバだけで、やっていることは正反対ということになっていないでしょうか。多くの市民の皆さまとともにすすめる開港記念事業こそ、脱温暖化を浸透させる絶好のチャンスと思いますが、担当者にそのような意識がないことが残念でなりません。
- これは一例ですが、他の部門や区においても同様なことがあるように感じています。魂がこもっていない。この点、本部長はどのようにお考えでしょうか。
- 地球温暖化対策は形ではないと思います。意識の問題が重要。環境、地球への配慮を常に心に留めながら、確かな基準をしっかりともって地球温暖化と闘う姿勢必要。横浜全市が脱温暖化に向けて一丸となることが何よりも大切と思います。脱温暖化を柱に街を作るくらいの取組みが必要です。改めて阿部副市長に決意の程をお聞きしたいと思います。
- 文字通り地球温暖化対策で世界をリードする横浜市になるよう、今後の事業展開に注目してまいります。質問を終わります。
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