環境創造・資源循環委員会が開催されました。メインの議題は、横浜みどりアップ計画について。先の常任委員会で資料要求が出ていましたがその回答をもとに本計画の内容について議論しました。本計画がもとになって、緑新税の議論が進められていますが、市民に新しい税負担をお願いする以上、確かな施策展開が見えなければなりません。
計画自体はずいぶん具体的になり、判りやすくなってきましたが、はっきりと効果が見えてきたかというとそうでもありません。例えば、
- 農地を守る施策について、現在の農地は約3200ha、現状のままいくと年々50ha程度が減少していきます。みどりアップの施策でこの減少傾向に歯止めをかけるわけですが、どのくらいブレーキがかけられるか数字で目標を定める必要があるはずです。買取などにより確保できるのは約5ha/年、それ以外の施策でどの程度までブレーキがかけられるか。目標値が定かではありません。
- 樹林地を守る施策についても同様です。どのくらいの樹林地を対象に、みどりアップ施策が効いてくるのか。樹林地全体では7800haありますが、なんらかの施策が働くのはそのうちの1/3くらいではないかと見ています。それ以外は現行どおり、放置されたままか?これで果たして現在の緑被率31%を守ることができるのか疑問です。
今日の委員会でも追加の資料請求をしておきました。確かな施策展開が見えるまで、引き続き議論していきます。
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