山崎誠政策研究所 批判から提案、実現の政治へ。

これで本番に耐えられるのか？進展が見られません。横浜市の総合防災訓練

横浜市の総合防災訓練を視察してきました。今年は戸塚区を舞台にして訓練が行われるとのこと、戸塚区役所の本部訓練を中心に見てきましたが、昨年の都筑区での訓練で指摘した事項が活かされていない事実が判明しました。

本部訓練で気づいた主な課題は以下のとおりです。

1. シミュレーション的な要素も取り入れていたが、大部分は相変わらずシナリオを読んでいる。
2. シナリオ自体、問題発生を想定していないため（どの担当からの報告も「問題なし」？）意思決定の訓練になっていない。単なるシナリオの読み合わせになっていた。
3. 地図を掲示しているがほとんど使われていない。収集された情報が少なすぎて地図上での情報管理がどのように行われるかシミュレーションできていない。
4. 白板に情報を書き込むことになっているが、スペースが十分でない。2台の白板ではとても情報は収まらない。
5. 地域からの情報の伝達がデジタル無線1回線とアマチュア無線による交信のみ。しかも無線の音声も不明瞭になることが多い。実際の災害時にこれだけの情報網で十分な情報収集が行えると思えない。
6. 市長、危機管理監も視察していたが一時立ち寄っただけ。どのような訓練になっているか把握できていない。
7. 訓練全体に緊迫感がない。本番に耐えられる雰囲気ではない。などなど

横浜市の危機管理については常日頃、注文をつけていますが、改善されていません。今のままでは横浜市はひどいことになります。

あきらめるわけにはいきません。今後も指摘し続けます。

世界に学ぶ横浜市を目指します。海外視察第1日

本日より民主党ヨコハマ会のメンバーとして海外視察に出ました。初めての海外視察です。いただいたチャンスを最大限活かすべくいろいろと見てまいります。

今回のテーマは福祉（高齢者介護、バリアフリー）、教育、環境・エネルギー。先進国である北欧、スウェーデン（ストックホルム）、フィンランド（ヘルシンキ）、デンマーク（コペンハーゲン）、間にドイツ（ミュンヘン）を回ります。10日間の強行軍ですが、公共事業、公共政策について長期的なビジョンにたって具体的に成果を出している事例を見ることになります。横浜市については、政令指定都市Ｎｏ．１を標榜して、他に学ぶ事例なしと考えがちになっているところがあり大変不満を覚えていますが、この際、国際的な基準で再評価して、横浜市の発展に繋げてゆきたいと思います。

本日は移動日ということで、成田空港を発ってコペンハーゲン経由、ストックホルムに夕方到着しました。空から見るストックホルムは水と緑があふれていて北欧ならではの景色。町並みは高さ制限がなされていて統一感があります。明日から視察開始です。

写真はストックホルムの街の夜景