昨年に引き続き、桂小防災拠点運営委員会および防災科学技術研究所の協力を得て、地域の共助支援システムの運用訓練を行いました。
GIS(地図情報システム)をベースに地域住民の皆さまの情報を事前に登録しておき、被災時はQRコード(2次元バーコード)を使ってデータ処理を行おうというシステム。被災時にスピーディーに地域の情報収集、分析し、たとえば生き埋めになって助けが必要な人を見つけ出すことを可能にします。
今年度は昨年の機能をさらにレベルアップするとともに、救援隊を派遣する機能なども整備し、より安定した効果的なシステムにすることができました。
また、新機能として新型インフルエンザ(感染症)対応の機能も盛り込むべく検討を進めています。地域での感染者の発生状況を正確に把握することで、パニックを防ぎ、感染の拡大防止を実現します。本日は、携帯電話から各自が送信した家族の発熱情報を受信して、地図上に表示する機能のデモンストレーションを行いました。
あいにくの雨模様で昨年ほどの参加にはなりませんでしたが、昨年にもまして本格導入を望む声をいただきました。2回目の訓練を通して、本格導入にずいぶん近づくことができました。
多くの方からご提案いただいたとおり、自治会加盟の方の標準システムとして、原則、全員参加のシステムとして整備する方向を目指したいと思います。
写真:(上、中)システムを使った受付は大変スムースでした。ほとんど列もできずに処理することができました。一方、同じ処理を紙ベースの地図で試みましたが、こちらは時間もかかり大変な作業でした。(下)今回のプロジェクトメンバー、システム開発メンバーは北海道遠軽から駆けつけてくれました。
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