福島原子力発電所事故の避難区域に多くのペット、動物たちが置き去りにしています。これまで危険を冒しつつえさやりなどの世話を続けてきた方々がいらっしゃったことからかろうじて生きながらえた命。4月22日0:00から20km圏内が警戒区域に指定されたことにより、こうしたこともできなくなりました。
環境省は緊急災害時動物救援本部を獣医の皆さん、市民団体の皆さんと立ち上げているとのこと。飼い主によるペットの区域外への持ち帰り(一時帰宅時に実施)、警戒区域内での保護活動の実施、えさやりのための警戒区域内への立ち入りを求めているとのことですが、今のところ原子力災害対策本部からはどれも許可が下りていないとのこと。家畜に至っては、放置のまま餓死を待つのみ。(牛3千頭、豚3万頭)食肉として価値がないとの判断されているからとのこと。動物たちの命をどう考えているのか。多くの方々から救出の要請を受けています。
国際動物福祉基金IFAWの専門家から動物たちの救出の提案があり、担当部局に投げていますが、いまだアクションがありません。早急に対応するように再度依頼をかけています。何とかしなければなりません。
環境省への緊急依頼
http://blogs.yahoo.co.jp/shinjo_ah/archive/2011/4/30
立入禁止の警戒区域の住民の言葉です。
是非、ご一読いただきたい。
投稿情報: 中野 | 2011年4 月30日 (土) 23:20
数日前の記事へのコメント失礼いたします。
本文中に
>家畜に至っては、放置のまま餓死を待つのみ。(牛3千頭、豚3万頭)食肉として価値がないとの判断されているからとのこと。
とありますが、これは原子力災害本部からの発言ですか?
経済的な判断だけで今回の状況が放置されているのは倫理的にも法的にもそして国際的にも極めて容認し難い事実です。
恐れ入りますが、ご返答のほどお願い申し上げます。
投稿情報: アルシャー京子(ドイツ在住獣医師) | 2011年5 月 3日 (火) 20:57